ハンパな知識で浸漬酒なんか作ってしまった。
おばあちゃんが手作りしていた
梅酒の味を強く覚えている読者も
いることでしょう。
あのとろりとした甘さ。
忘れられない旨み。
やはり、
スーパーで売っているものとは違います。
そして私たちは知っています。
手作り梅酒は氷砂糖と
梅の実とホワイトリカーの
三つの材料だけでできていることを。
ただ漬け込むだけで
実際、簡単に出来てしまいます。
そして最近よく見る
『浸漬酒』の文字。
結局は梅酒のように
果実を漬け込んで香りを
移したお酒のことです。
ウイスキー、ジン、ウォッカ
使うお酒の種類はお好み。
果実も梅に限らず、
リンゴ、みかん、レモン
珍しいところだと
きゅうりやコーヒーなどで
作る場合もあります。
『浸漬酒』は『インフュージョン』とも
呼ばれる洒落た飲み物です。
「最近独り酒が好きでさ~、
焼酎とか飲んだりするんだよね。」
と言っても『は、なんだって?』
くらいにしかなりませんが、
「最近ハーブとか柑橘系の香りをつけた
お酒にはまっててさ、『インフュージョン』
って言うんだけど、今度飲みに来なよ!」
なんて感じで誘われたら
『はい、喜んで♡』
となるはずです。
では、モテない男子必見!
『インフュージョン』を
作る方法です。
ネーブルオレンジ5個の皮を
厚めに剥いて半分にします。
トリスウイスキーをドバドバ
注ぎ入れます。
ザラメを適当に入れます。
と、いった感じで男の
『インフュージョン』が
完成です。
三日~1週間で香りが移って
飲み頃だというので
残りの三日は女の子を誘う
文句を考えることにでも
費やすことにします。
で、この際なのできちんと
調べておきました。
お酒の製造は酒税法で
禁止されています。
営業目的でなく、自分が楽しむ分には
例外の適用になりますが
ルールがあります。
使うお酒は20度以上のお酒に限ります。
ブドウを漬け込むのはいけない。
上記を守らねば違法です。
販売しなくても違法です。
うっかり意中の女子を
共犯者に仕立て上げるところでした。