うなぎの旬は冬!?土用の丑の日に食ううなぎを間違ってはいけない。
土用の丑の日が近づいてまいりました。
今年の土用の丑の日は…
7月25日(火)と8月6日(日)です。
…実はなんと、二回もあるんですね。
土用の丑の日とは…?
そもそも土用の丑の日とはいつなのかと言うと
四立(立春、立夏、立秋、立冬)の前の約18日間を「土用」と言います。
つまり土用は1年に4回あるんですね。
ほんでもって「丑」は十二支の丑です。
12日周期で丑の日というのは年がら回ってきます。
立秋前18日間の土用の期間にある12日周期で回ってくる丑の日のことを
土用の丑の日、と呼ぶわけです。
そんなもんだから今年はたまたま二回丑の日があるわけです。
これは通称「二の丑」と呼ばれます。
春夏秋冬、4回(以上)土用の丑の日は訪れることも覚えておくと良いでしょう。
丑の日にうなぎを食べるわけ…
これは江戸時代の平賀源内の発案だと言われています。
当時、「丑の日に『う』から始まる食べ物を食べると夏負けしない」という風習があり平賀源内の「本日丑の日!」という張り紙でうなぎ屋は大繁盛…
というエピソードが定着し、土用の丑の日にはうなぎを食べる、風習が根付いたものだと考えられています。
ところが年に4回(以上)ある土用の丑の日でなぜ夏だけうなぎを食べるのでしょうか。
これはうなぎの旬と関係があります。
うなぎの旬
うなぎの旬は実は10月〜12月の冬だって知っていましたか?
越冬のためにたくさん栄養を備えた魚が旨いのはうなぎに限らずその他多くの魚に共通する特徴です。
だから夏のうなぎは売れなかったんですね。
そこで平賀源内の登場というわけです。
つまり僕らが食べている土用のうなぎは旬でも何でもない味落ちしたうなぎだったんですね。。。
養殖のうなぎに旬はない
なんだか、知ってしまうと「あんなに高けぇのに…」
と悲しくなったのでもっと調べてみると「冬が旬なのは天然物のうなぎ」という情報が。
天然モノのうなぎは漁獲量が激減してなかなか手に入りません。
スーパーで売っているのはだいたい養殖のうなぎばかりです。
こうした養殖のうなぎは夏の消費に向けて育てられるので旬は夏だそうです!
と、いうか温度管理がばっちりなので旬など無く一年中美味しく食べられるらしい。
あとがき
土用の丑の日に食ううなぎは養殖モノを選べ!
土用の丑の日に食ううなぎは養殖モノを選べ!
大事なことなので二度書きました。
…そもそも、「う」から始まる食べ物なんていっぱいあるような。。。