唐揚げにもフライドチキンにも使える。鶏モモ肉の食感を楽しむ捌きかた。
売ってる鶏肉はもう捌かれてるやん!
確かに捌かれてはいるけど、さらに細かく捌けるぜ!
一枚のもも肉でも部位によって食感が少しずつ違う。
食を愉しむ、そのためにはこういう繊細な違いを楽しむことから始まる。
まずは、皮を剥ぐ。
から揚げにするにしても、皮は剥いでおくのが都合が良い。
きれいに剥ぐと、こんな形になるよね。
この時点で3つの部分に分けられるのだけど…
こんな感じで3つの部位がある。
①が一番もも肉らしいプリプリした食感。
②は一番平べったい部位でむね肉のようなヘルシーな食感。(ヘルシーな食感ってなんや)
③は一番歯ごたえがある。1と2の間のような食感。
から揚げをするなら①の部位を使うのが美味しいし、フライドチキンにするなら一枚肉を楽しめる②を使うのが良い。
③はまあ、なんにでも使えるし、なんに使っても中途半端な食感。
煮物にするのがいいかもしれない。
素材を活かす
「今晩はから揚げにしよう!」と決めて、スーパーでもも肉を買ってきたとして、①の部位だけ切り分けて使おう、とする読者はまあ居ないでしょう。
②と③はどうすんねん。という話になるからね。
わざわざ別の料理にするのも面倒くさい。
結局、全部一口に切ってから揚げにしてしまうだろう。
だけど、知ってたら面白いやんね。
食感が違う、って意識しているだけでも違うやんね。
素材の繊維に沿うのか、断ち切るのか、だけでも食感も火の通りも味の入り方も違う。
一人暮らしの大学生がこれを読むことを期待して、せっかくメンドクサイ自炊をするなら存分に楽しんでほしいやんね。
ほんじゃ、今日はここまで!