本音を伝えることの難しさ
みなさん、本音で話していますか?
いきなりこの記事の核心をつく問いかけから始めましたが
生きている周りの環境にどれだけ建前が多いかって話です。
大学では新入生歓迎が激化する時期ですから、みなさん自分のサークルや部活に勧誘しようと必死です。――ボクも例外ではないですけど。。
ともかく、自分のところがどれだけ良いところか言葉巧みに紹介しますよね。
「先輩たちみんな優しいよ」
「人数多いから友だち増えるよ」
ならまだしも
「飲み会多くて楽しいよ」
「先輩から過去問貰えるよ」
みたいになってくると
そのサークルの魅力はそこでいいのかな、、とボクは思ってしまいます。
あくまで同じ学部の先輩から貰える過去問だったり飲み会だったりするのはオマケみたいなもんですからそこを全面に押し出すことじゃないと思いますけどね。
しかし、大学生にとってサークルなんてテニスをしに来るところじゃなくアフターでご飯を食べに行くところだったりするからこんな説明にも需要があるんです。
それも大学生の一つのカタチかなぁ
と思うので悪いことではないんですけどね。
厄介なのは、
「あのサークルは飲み会激しいらしい」
とか
「あっこは忙しすぎてバイトできない」
とかイメージや又聞きの話で語ってくるタイプです。
しかも悪い印象を与える言い方をするタイプ。
良い話を「〜らしい」で話してもらう分にはイイコトだと思うんですけど
勧誘のトドメは他が悪く己が最良、をアピールすることに尽きますから
新歓をうける上でいつかは聞く言葉だと思います。
じゃあそれを聞いた新入生はどう思うかって
「じゃあ行くのやめとこう。」
ってなりますよね。新歓を食わず嫌っちゃいますよね。
そこで活動している人がいるわけですから極論、誰にも魅力のないサークルってのは存在するはずが無いんです。
それが心ない一言で新入生の選択肢から消えるのはもったいないことだと思います。
ボクらも自分のとこにたくさんの新入生を入れたいわけです。
それはそれは魅力的な言葉で勧誘しますよ。
でも新入生のことを本当に思ってひと言だけ伝えるなら
「自分の目で見なさい」
ってことです。
ザッと見積もって三年間所属する団体ですから人から聞いたイメージとかじゃなくて
歩いて回って、自分の目で確かめるのが一番良いんですよ。
先輩の言葉は十分「参考」にはなりますが「決め手」にしてはいけないです。
そして、足を運んだ先でどれだけの本音が聞けるか。
べつに建前を否定するつもりはありません。
建前は決して悪いことじゃないです。けれど建前と本音を見分けられる術くらいは身に着けておいて損はないですよ。
そうなれば本音が見えてきますし、その人の人となりが現れるのはそこだと思いますから。
これがこうして文章に起こすと「声」が聞こえないわけですから
この文章が読者に与える影響は想像もつかないわけです。
本音を書くことがどれだけ難しいか。
そして書いた本音を伝えることがどれだけ難しいか。
本音を語りましょう。
人は良く見られたい生き物なんで、今日こうしてボクが書いたことはキラキラした綺麗事です、ハイ。
実はどんな手を使ってでも自分の団体*1に新入生を入れたいんですよ。
ということでみなさんもぜひ本音を語りましょうや。